【新型コロナウイルス】ワクチン効果と情報まとめ

R3年2月下旬から始まるコロナワクチンって正直どうなのかしら?副作用が心配だなぁ。

いよいよ私の勤務先の病院にも

コロナワクチンやるよ~と通達がきました。


詳細はまだでていませんが

自分でも情報収集しておいてください ということだったので

厚労省のホームページワクチンについての特設ページを参考に

情報をまとめてみました。

型コロナウイルス】ワクチン効果と情報まとめ

日本で採用されるワクチンはどれ?ワクチンは選べる?

ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社

日本はこの3社から、一定数のワクチン供給をうけることが決まっています。


私この製薬会社の物がいい!と思っても

接種するワクチンは選べません

自分が予防接種するときに、世に出回っているものをうけることになります。


3社のワクチンの概要を表にしてみました。

製薬会社日本での承認投与間隔/回数ワクチンの種類
モデルナ社未承認28日間隔2回mRNAワクチン
ファイザー社2020年12月21日間隔2回mRNAワクチン
アストラゼネカ社2021年2月28日間隔2回ウイルスベクターワクチン

どの製薬会社でも2回で1セットになるので

2回目も同じワクチンをうつことが基本になります。


ワクチンの効果はどのくらい?(発症予防、持続期間)

発症予防に効果はあります

会社によって微妙な数値の違いはありますが

中間報告では、どの会社も90%以上の有効性を示しているそうです。


ちなみにワクチンで感染が防げるかどうかということや

効果の持続期間についてはまだ不明。

今後、時間経過と共に明らかになるでしょう。


ワクチンの接種方法は?

アストラゼネカ社のワクチンは、筋肉注射ということが発表されています。

筋肉注射の場合、大抵は腕の筋肉に注射します。(インフルエンザワクチンの注射より上方)

時間は数秒ほど。

他2社のワクチンの接種方法については、情報が掲載されておらず不明です。

ワクチンの副反応は?

3社全てで、重大な安全性の懸念は認められなかったとしています。


一方で、接種した人のうち2%以上の割合でみられた副作用は

モデルナ社:倦怠感(9.7%)、筋肉痛(8.9%)関節痛(5.2%)、頭痛(4.5%)、痛み(4.1%)

ファイザー社:疲労3.8%と頭痛2.0%のみ

アストラゼネカ社:特になし

と、製薬会社ごとに違いもありますね。


小児・妊婦さんに関しては十分なデータはなく、まだ不明とされています。

アレルギーがある人は接種できる?

他のワクチンや食べ物に対して重いアレルギーのある方も

新型コロナワクチンの接種が可能としています。(米国の疾病予防管理局による)


接種できないとされているのは

  • 過去に新型コロナワクチンに対して、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起こしたことがある
  • ポリエチレングリコール(PEG)やポリソルベートに対して重いアレルギー反応を起こしたことがある

ということなので

ほとんどの方には当てはまらいのではないでしょうか。


アナフィラキシー症状ってなに?

皆さんに知っていてほしいのは、

コロナワクチンだけではなく、あらゆる薬や食べ物で起こりえるのが

アナフィラキシーショックというもの。


短時間で起きるアレルギー反応のことで

症状としては

じんま疹、腹痛や嘔吐、息苦しさ、血圧の低下、意識レベルの低下などが起こります。


病院で働いていると、結構な頻度で遭遇します。

抗生剤、輸血、抗がん剤など初めて投与するときに起こりやすいので

いつ起きても対応できるように、意識して患者さんの観察をしています。


コロナワクチンの場合、アメリカの報告では

アナフィラキシーショックを発症したのは100万回あたり5例

(インフルエンザワクチンは140万回に1例くらい)

74%が接種後15分以内90%が接種後30分以内に症状が現れているということです。

そのうち80%にアレルギーの既往が、

24%にはアナフィラキシーの既往があったと報告されています。


そのため

ワクチン接種後少なくとも30分間は体調の観察をすることが推奨されています。


予防接種の接種会場や医療機関では

アナフィラキシーショックがおきた場合に備えて

医薬品などの準備をしているので

接種後何か症状があれば職員に伝えてもらう、ということになりますね。

副反応がおきた場合の補償は?

予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。

予防接種によって健康被害が生じ

医療機関での治療が必要になったり

障害が残ったりした場合に適応される補償制度があります。

コロナワクチンは今までのワクチンとどう違う?

これまでのワクチンは

ウイルスの病原性をなくしたうえで接種して免疫をつけるもの。

(インフルエンザワクチンなど)


新型コロナワクチンは

ウイルスの遺伝情報の一部を接種することにより

体内でウイルスの一部が作られ免疫ができるもの

です。

ウイルスの遺伝情報の一部を体に入れて大丈夫!?と思いますが

その情報が長期に残ったり

精子や卵子の遺伝情報に取り込まれることはないと考えられいるので

問題はないとされているようです。

医療者のワクチン接種は必須?費用は?

医療者のワクチン接種は強制ではありません。

接種を受ける方の同意がある場合に限り行います。

費用は無料です。


一般の方も同様で

予防接種による感染症予防の効果と

副反応のリスクの双方について理解した上で

自らの意志で接種を受けることになっているので

よく考えて判断する必要があるでしょう。


いかがだったでしょうか?

この情報は2021年2月6日のものです。

ご自分が接種するときは、最新の情報を確認してくださいね。


では!

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