この記事をおすすめしたい人
- 「もっと夫に家事を手伝ってほしい」と思っている方
- 頼んでも「お前が時間あるんだからやって」と言いくるめられてしまう方
- 夫は“やればできる男”を自称していて、口ではやれる風なのに実際は動かないと感じている方
- 自分ばかりが頑張っていて「どうして私ばっかり…」と感じている方
- ワンオペで、現状の家事分担や夫に対して諦めている方
この記事をおすすめしない人
- ご主人が家事育児にすでに協力的な方
- 今の夫婦の家事分担にまったく不満がない方
うちの夫の口癖&初期ステータス
▶ 口癖例:
- 「こんなに良い男と結婚できてよかったな」
- 「俺、家事も育児もしてて良いパパだよなぁ」
- 「稼いでる分、家事はやらなくていいんだよ」
- 「オレはやろうと思えば料理もできるし、何でもできる」
▶ 実際の家事育児状況(スタート時):
- ゴミ出しはするが、袋の付け替えはしない
- 料理はしたくない(私がやりたくない時は外食提案)
- 食後の皿は片付けない
- 気が向いたときに突発的に掃除(頻度は少ない)
- 洗濯はほぼノータッチ
- 私が寝込んだ時はブチ切れながら家事育児をこなすが、基本的にはしない
この記事の目的
この記事は、
かつてこの“俺はやってるパパ”に振り回されていた私が、
伝え方の工夫によって夫の家事レベルを底上げし、
最終的には…
- 子どもが「家事するパパ」を見て育つ
- 自分がラクになることで心の余裕が増える
- 家族全体がちょっとずつ快適に、幸せになる
という変化を体感した経験をもとに、
同じようにモヤモヤしているママに向けて書きました。
同じように悩んでいるママの参考になったら嬉しいです。
記事を読んだあとのゴール
- 「私が全部抱えなくてもいい」と思えるママが増えること
- 「夫に期待しない」でも「諦める」でもなく、“関係性ごと育てていく”選択肢があることを届けたい
- その結果、自分の時間をしっかり確保しながら2人育児という忙しい日常の中でも、“自分のやりたいこと”を実現できるママが増えること
この記事を読み進める前に
もし記事を読み進める中で、
- 「そんなの無理…」
- 「やりたくない」
- 「言いたくても言えない」
そう思ったなら、無理に読み進めなくて大丈夫です。
それは、あなたに愛情が足りないわけでも、
心が狭いからでも、
夫への愛情がなくなったわけでもありません。
夫を育てるまえに、先にやるべきことがあります。
その方法については、またご紹介しますね。
「俺、家事やってる系パパ」の家事レベルをあげる3つのコツ
コツ①:やっていることは、全力で認めて“褒める”
コツ②:夫は「教育」で育てる存在だと割り切る
コツ③:やってくれたら“全力で褒める”
コツ①:やっていることは、全力で認めて“褒める”
夫に家事を頼みたい、もっとやってほしい。
そんなとき、つい言いたくなるのが…
「これしかやってないじゃん」
「私の方が何倍もやってるよ」
……でも、これはNG。
なぜなら、本人は「俺、けっこうやってる」と思っているから。
その思いを否定されると、
「頑張ってるのに認めてもらえない」と感じてしまい、
やる気が消えていってしまいます。
まずは“感謝”を伝える言葉から
たとえば、こんなふうに。
「家族のために稼いでくれてありがとう」
「あなたが頑張ってくれるおかげで、私はパートでも安心して暮らせてる」
「本当に感謝してる」
これは“持ち上げろ”という話ではなく、
事実ベースで感謝を伝えることで、相手の心が開きやすくなるということ。
やってはいけないこと
- 「私ばっかり!」という気持ちをそのままぶつける
- 「〇〇もやってよ」と要求だけする
- 「なんでできないの?」と責めるように言う
どれも、相手が“否定された”と感じやすい言い方。
結果的に「もう頼まれたくない」「やりたくない」に繋がります。
コツ②:夫は“教育”で育てる存在。未来視点で伝える
「うちのパパ、全然察してくれない」
「なんで言わないと動いてくれないの?」
そう思うのは当然。
でもそれって、伝えてないから=できないだけかもしれません。
パパは“子どもへの影響”には敏感
「俺、やってるし」と思っている夫でも、
“子どもに関わること”には意外と弱い。
だからこそ、家事や育児を“お願いする”のではなく、
「やらないことで子どもにどんな影響があるのか」を
未来視点で伝えるのが有効です。
たとえば、こんなふうに伝えてみる
「最近ね、2人以上子どもがいる家庭で、
パパが育児も家事もしないと、
すれ違いから離婚に発展する夫婦が増えてるんだって」
「私はね、将来うちの息子が結婚して、
“俺は働いてるから家事しなくていい”
“俺はやろうと思えばなんでもできる”
とか言って奥さんに丸投げする男になったら悲しいじゃん」
「子どもは、親の背中を見て育つから。
“家事をしないパパ”を見て育てば、それが普通になっちゃうよね」
こうやって、“子どもがどう育つか”に視点を移すと、
防御的にならずに冷静に聞いてもらいやすくなります。
心理的に効くポイント3つ
- 感情ではなく“未来”を語る
- 社会的データや傾向をやんわり使う
- 対立ではなく“味方感”を出す
リアルエピソード
私「ねえ、もし息子が将来“俺は働いてるから家事しなくていい”って言ったらイヤじゃない?」
夫「俺みたいに家事も育児もする男になってくれたら嬉しいな」
…いや、あなた、やってませんよね?
ここがポイント
- 「あなたが悪い」ではなく、「このままだと子どもがこうなっちゃうかも」と未来を見せる
- 「私が困る」ではなく「息子や将来の奥さんが困る」という世代を越えた視点にする
- 否定せず、“想像力を使ってもらう”伝え方にする
コツ③:やってくれたら“全力で褒める”
もし夫が家事をしてくれたなら、
たとえ100点じゃなくても、まずは「ありがとう」「助かった」を伝えることが大事。
ある日のこと
残業で遅く帰宅した日。
いつもなら山積みの食器が、なんときれいに片付いていた。
置き方にはツッコミどころが満載だったけど、
「やってくれた」ことが嬉しかった。
「ありがとう!めちゃくちゃ助かった!」
さらに、洗濯物も畳まれていて、どうやら息子と一緒にやってくれたらしい。
「え!すごい!二人でやってくれたの!?ほんと助かった!」
感謝は行動を育てる
「やって当然」ではなく「やってくれて嬉しかった」と伝える。
それが伝わると、夫は「またやろうかな」と思えるようになる。
ポイントまとめ
- 完璧じゃなくていい、「やってくれた事実」に感謝する
- ダメ出しより、まずは「ありがとう」
- 子どもと一緒にやってくれたら、その協力にも言及して褒める
- 小さなことでも「助かった!」で成功体験を育てる
さいごに
数日後、食器を片付けずに放置していた夫。
息子が一言、「お父さんだってやってないじゃん!」
夫は自分で片付け始め、最近では「一緒にやろう」と息子を巻き込む姿も。
少しずつ、“自分から動く姿”が増えてきた
- 言わなくても洗い物に手を伸ばすようになった
- 息子と一緒に動くようになった
- 忙しくても「やれることはやろう」という気持ちが見える
少しずつ、確実に変化の芽が育ってきている。
これからも、夫育成の経過をシェアしていきます
理想の姿までは時間がかかるかもしれない。
でも、ちょっとずつでも前に進めばきっと変わっていける。
この変化の過程が、
同じようにモヤモヤしているママたちの励みになれば嬉しいです。
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